今朝、TVでみた日曜美術館。
どうしても忘れられない絵があった。
その美術館まで、車のナビで2時間以内だったら行っていい事にしよう、とナビをつけたら1時間57分。
よし、今、どうしても見たい。行こう。
こんな忙しいさなかにどうしても行きたかったのは、今回のライブの私の中のテーマに絡んでいると思えたから。
こんな方向から骨を描ける人はいない。
河口湖に向かってGO。
すべて順調。
小さな美術館。展示も少ない。
だけど、感動した。
展示作品は繊細で緻密な写真のような写実。
でも、あの虹は写実じゃない。
彼は、あの絵で自由になれたのにと、なくなる10日前に言ったそうだ。
そして、それとは違う常設展示の人形たち。
人形なのに、二本足でちゃんと立ってる。
力学的に言ったら、ちゃんと作ればちゃんと立つんだそうだけど、立ち姿が力強かったり、内股だったり、人間のよう。ほんと。
そして、小さな小さな足の指1本まで、表情が違った。
闘ー敗 という、男の子が悔し泣きしながら立っている人形。
足の指先が、ほかの人形に比べて、ほんの少し内側に曲がっていた。
悔し泣きしてる時って、そうか。こうだよね。
泣いたことがないと、これは作れないよね。
緻密で繊細。
そして、自由。
どうか、足の指1本1本まで、渡辺みやこでありますように。
生きる哀しみが、全身にしみわたりますように。
後、20日。
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